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「ささのばか!あほ!!もう知らない!!!だいっきらいだ!!!!」
うそが口をついて出た。大声で叫んで、ちらっとささを見ると・・・。
「!」
ささの頬を涙が伝っていた。今まで、泣いているささを見たことがなかった。そんなささを、僕が泣かせた。傷つけた。
「あ、う・・・、うああああ!!」
その場にいるのが苦しくて、駐車場へ走って逃げた。すると────
「ややー!!」
「え・・・。」
初めて聞いたささの大声に立ち止まると、僕の横には眩しい光。そしてささの声をかき消すほどのクラクションが鳴り、目の前が真っ暗になった。
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