きっかけ

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店の扉が勢いよく開き、2人のスーツを着た男がフロアに入っていく。 「夜切さんっ! それに……木村さんまで!!」 助かった……安堵の表情を浮かべるボーイとキャストの女性たち。 「何だ、お前らが店の責任者か? 俺は黒山組の……」 「何組だって?」 スーツを着た180センチはあるだろう高身長の男、【夜切龍二】はチンピラに言う。 「アァ? だから黒山組……」 ボォスッ!!!! チンピラが黒山組と名乗った瞬間、龍二はチンピラに殴りかかった。 「ってえーなオラッ!」 チンピラも抵抗。 龍二に殴りかかるが…… スカッ。 簡単に避けられる。 「もう一度聞く、何組だって?」 「だから……黒山組……」 パスゥンッ!! 龍二が放った、綺麗なハイキックがチンピラの頭部に決まった。
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