プロローグ

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「ウチの事忘れんとってな!!」 「おうよ!オレも忘れたらゲンコツ喰らわっそ!!」 「やめてよー!女の子に暴力振るうん?」 「こら!忘れるつもりかえ!頑張るんやぞー!!」 これが最後に交わした言葉だったかな。 彼女との出会いは、某出会い系サイトで知り合った仲だ。 すぐにLINEを交換して、会うまでにそんなに時間はかからなかった。 彼女の名前は 原田 みやこ(はらだ みやこ)私の1個上の人でみやこちゃんと読んでいた。 そして私の名前は、中尾 駿一(なかお しゅんいち)しゅんくんと呼ばれてた。 彼女との別れのきっかけは何を隠そうか、おめでた婚だった。 つまり本命である彼氏との間に子供が出来たらしい。 何を隠そうか彼女とはもう少し長く居たかった。当時は恋愛感情とかその類の感情は全くもって無かった。 何故かタイトル通り今になって現れてしまった。 と言うのも、今時点もまだ好きとかそう言う感情もあまりない。 いずれは、彼氏にバレたとか彼氏に専念するから私達、終わりにしましょう。と言われるのは想定していた。 でもあの時は早過ぎた。まだ数回程度しかお会いしてなかった。
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