第1章
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ぷちっ、ぷちっ。 机に向かっていると、私の左手は自然と髪の毛に手が行ってしまう。 ぷちっ。ぷちっ。 抜き始めたらとまらない。 だってすごく気持ちがいいんだもの。 いらいらがすっと消えていく感じ。 私はユウカ。 …あ、この手触り…! 私は日本史のテキストからシャープペンを置いた。
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