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「宝石」はスヌーピーの「宝石箱」へ。
枝毛は、ピンセットで。
その他の毛は、そのまま床にぽい、だ。
キーンコーンカーンコーン。
終業のベルが鳴った。
先生は教室を出て行き、生徒たちも散り散りになる。
私は席を立ち上がって、床に落ちた毛を手で広い集めた。
まるで美容室みたい。
切った毛がたくさん落ちている。
私は「宝石」ではないその毛の束を教室の後ろにあるゴミ箱へ
と捨てた。
クラスメイトのサツキが、その光景を見ていたことは、私は知
らないでいたんだ。
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