その頃のもふもふお留守番部隊

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 真珠は真面目に考えていました。  渋いお声さんによる指導が入ったのです。  発情期(真珠曰くムキャーってなる時)も何度も迎えて大人になった、もう立派なレディになった。  この度瑪瑙という赤ちゃんが家族になったのだから、お姉さんとして瑪瑙の面倒を見てあげてミズキを助けてあげなさい。とのこと。  真珠は真面目に考えていました。 (わたし大人になったの。でもレディってなに?)  そこからか。お馬鹿な子ほどゲフンゲフン。  でも子供なりに考えます。面倒を見るってどうするの?と。教えてもらおうにもテシテシしたってだっちーは来ない。意地悪だっちーだもん、と少しスネスネしながらターゲットをに~にに変える。 (にーに、めのーのめんどうを見るってどうするの?) 『え、いきなりどうした?』 (だっちーはめのーのめんどうを見てママを助けるんだよって言うの。なにしたらいいの?) 『あー、無茶ぶりすんなー大地の。でもお姉さんになったんだもんな、自覚するかな?』 (じかくってなに?) 『いや、それは忘れていいよ。面倒見るってのはね、瑪瑙はまだ赤ちゃんだから一人でお外に出すと危ないんだよ。何が危ないのかわからないからね。  だから危ないことをしないように見ていてあげて、危ないことをしようとしたり近づいたりしたら助けてあげるんだ』  ふむ。いたいのはだめ、だっていたいもん。ママのはたけであそぶのもだめ、おやつもらえなくなる。ヒラヒラであそぶのもだめ、ゆかでつめとぎもだめ、とーさんにあたまギュー!ってされるから。あれはいたい、けどママは止めてくれないの。かなしい。  そんなことを止めればいいのね? 『お前、結構やらかしてるもんな。自分が怒られたり心配されたりしたことを止めてやれば良いんじゃないか?分からなければ皆に知らせたら良いんだ。  頑張れお姉ちゃん』  がんばる!お姉さんがんばる!  とりあえず今ソファーの下にひっかかってるのは出したらいいの?オシリかんでいいかな?
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