プロローグ

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「杉が7回、桜が23回、モクレンが10回か~ ショータの国でメジャーなのって桜でしょ 案外、桜の上流が当たりかもよ。」 この結果を分析してくれてるのが、 ここに来て知り合いになった ライル・サンライズ、年齢は9歳 狭間での最初の仲間だ。 「そうかもな、よし、もう一回桜の上流に行くか!」 「ダメだよ、今日はダブルフルムーンなんだから」 -忘れてた、 「もう一回ダメか?まだ夕暮れだし……」 「ダメ」 -一言でバッサリだ。俺は早く家に帰りたいだけだ。 何を隠そうここは狭間あの世とこの世のハザマなのだ。 知らなかった……言うなれば、これが三途川 しかし三途川が球形のウォータースライダーの様に 流されているなんて……しかも一つ一つ流れが上下左右に時間ごとに変わるなんて -誰か神様以外に伝えてください。俺を早く家に帰してくださいと……
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