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「ここはどこなんだ?」
異様に眠いが、聞かなければ落ち着かない、
いやいや、俺は聞かずにのこのこと何も考えずに付いてきてしまった。
とにかく情報だ!なにか-
「ない」
「は?」
「だから、何もない」
「いや、だからさ-」
「眠かろう、さっさとこの家に入って眠るがいい。」
-確かに眠い……だが……
「そうだな、注意点があるがそれは明日誰かに聞けば良かろうよ」
「ま、待ってくれよ。せめて、ここがどこなのかだけでも教えてくれよ。それにあんたは何者なんだ?ていうか、俺は帰らなきゃならないんだよ!大変だ!」
-そうだ!眠気もぶっ飛んだ。帰らなければまずい状況になる。ただでさえ最近おかしいとお怒り気味だったのだ。紗耶が……
「婚約者の宮下紗耶か……大丈夫だろうよ。彼女は-」
-カチンと来た
「おい、あんた、テレパシーか超能力か、何かは知らねぇが、勝手に心の中を読むなんて失礼すぎるぜ。しかもそれが相手の大事な事ならなおさら悪趣味だ!」
-誰かは知らねぇが紗耶の事を簡単に知ろうなんて冗談じゃない。
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