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ピチュンピチュン……
-うるさいな……ピチュンピチュン
しつこい……ピチュ
「だぁ、彩(あや)いたずらは止めてくれって、あれ?」
見た事ないベッドに見覚えのない壁紙て…
俺はイラつきながら彩の目覚まし時計を止め考えこんだ。
「思い出したーあの金髪美形なんかしやがったな!」
-怒り心頭だが怒りをぶつける相手がいない。
なんか怒りを通り越して寂しくなってきた。
まだホンの一眠りしただけだろうし、なるべく早く帰れるように、あの金髪美形を説得しに、行こう。
「だいたいあいつはこの世界の……たしかハザマの何なのか?翼があったな……」
-えぇと、いきなりただのふつーのフリーターのお迎えに神様が来るはずないから、やっぱり天使……とかかな?
ま、いっか、あいつが何にせよ、帰り方を教えてもらって、さっさと紗耶ん所に帰るんだ。
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