0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ミオ!・・そっち!」
「まか・・せろ!これで、最後だッ!!」
ストライクウィッチーズの面々はようやく邀撃戦を終え、帰還の途に就きつつあった。
「疲れたね、リーネちゃん・・。」
「うん、よしかちゃん・・。」
・・『ソレ』を見つけたのは部隊のレーダー役を務めていた、サーニャ・リトヴャクだった。
「・・ん?」
「どうした、サーニャ。なにかあったノカ?ま、まさかネウロイ!?」
「違うわ・・。不思議な反応・・。」
「どうした、サーニャ、エイラ。新たなネウロイ反応か?」
「・・(フルフル)違います、少佐・・。とっても、不思議な反応・・。人・・?違う、ネウロイでもない・・。」
「なに、燃料にはまだ余裕もある。弾薬は少々心細いが、向かってみたほうが早いんじゃないか?」
「そんなこと言って、行きたいだけじゃないのトゥルーデ~。」
「な、私はただだな・・。」
「ミーナ、とりあえず該当空域へ向かってみよう。三十分もしないみたいだしな。」
「・・ええ、そうね。ミオ。そうしましょうか。みんな、魔力のほうは大丈夫そう?」
・・そして、ソレが彼女達の目の前に現れた時、彼女達は驚愕した。
門。いや、裂目が、そこにはできていたのである。少なくとも、彼女たちがそれまで生きてきた中でソレは初めての体験であった。
最初のコメントを投稿しよう!