第零夜。これが俺のやり方

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「レイジのセルリアンブルーの透き通るような 目は遺伝とかじゃあない。何か…そうだな、 僕の知らないような闇のゲームで 手にしたモノだろ?」 解る。当てずっぽで言っているワケではない。 何か、確信めいたモノがあって言っているっ! 「調べさせて貰ったよ。探すのは得意。 あぁ、それを言うのは2回目か… 僕の『探す力』を駆使して調べれば無理はない。 1日と経たずして見つけたよ。家族の写真を。 昔は普通に黒い目だったね。そうだろ?」 私は星運学園を卒業はしているが、その後の 進路については証拠を残すような事はしてない。 昔の知人ですら「ぎゃんぶるや」で会った ぐらいで、気付かなかったヤツもいたし… 「あぁ、そうだよ。どうしたい? 僕の目を眼軸ごとくり貫いて移植するか?」 「そんな漫画みたいな事はしない。 僕はレイジの頭脳にも感服している。 だから、レイジを仲間にしたい。 相棒やパートナーと言っても良いかな」 下手に殺したり恨まれるぐらいなら 簡単な条件を提示してきたモノだ。 最悪、私をどこぞの大手企業に売り渡しても お釣りが来るぐらいの大金を手にするだろう。 バカか?シンジは。
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