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「でも、私からは何もないって言うは本当。この人のことを完全に信用できるかって言ったら微妙なところだけど、貴方の言うことなら信用できる。貴方が信じろって言うのなら、信じるわ」
「義妹ちゃん素敵!ちょうど今変身してるし今夜抱いてあげる……」
「ねえ、本当に信じて良いのよね?」
「あ……ああ。こう見えてやる時はやってくれる」
「そうよ。私はヤる時はヤる女よ」
(まあ、ゼロの真似される方がモヤモヤするから今はこれで良いけど)
ロゼルサスは呆れたような溜息で不安を全て吐き切って切り替えると、今の内にゼロに聞いておかなくてはならないことを指折り数えて洗い出した。
「このことは子供達にも秘密にするのよね」
「そうだ。口が堅いかどうかと言う問題ではなく余計な心配を掛けないためにも、そこは徹底する。アノマリーも私に変身している間は子供達の前に出ないように気を付けて欲しい」
「確かにそうねえ。どれだけ上手に化けても、ふとした直感で見破られちゃう気がするわ。特に繊細そうなヴァイスちゃんとか、レミューリアちゃんとか」
「あら。シダも起きてる時なら色々なところに気が付いて手伝ってくれる良い子なのよ」
「やだ可愛いじゃない。今度服が乱れた状態で会ったら指摘してくれるのか試してみるわ」
「私の話を聞いていたのか?会うなと言っているんだ」
「変身してない時の話よ」
「変身してない時に乱れた服装で会うなんてダメに決まってるでしょ。教育に悪い」
「あらあ、今時の子供はませてるから色々知ってるものなのよ」
「頼む。私の話を聞いてくれ……」
その後、司を含めた子供達は勿論のこと、この場にいる者以外はいかなる相手でもこの件を口外してはならないことを改めてゼロは二人に言い聞かせた。
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