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グラソとご対面
ゲートから入ると青い景色が広がった。
その先にルンボーが待ち構える。
ちなみに私の武器は雷属性の
水晶弓ジェムズビット+。
服は水属性のクイーンワンピース。頭は魔石戦隊ヘルメットの雷属性とクローバー首飾りの無属性。
「一番乗りぃっ!」
勢いよく飛び込んできたのはシルバ。
『一番は私』
「な、なにっ!?つ、次は負けねえからなっ」
何の勝負してんだか。
しばらく待つとミンネ、ネコラの順に出てくる。
「あれ?フィップは?」
彼の姿が見当たらないとわかった時点で問う。
「クエストメンバーが4人までだから、彼はソロでやって来るって」
「そうか。なら、行くぜっ」
「「おぅっ!」」
シルバの掛け声とともにメンバーは走り出す。
ルンボーの群れを余裕で倒し、今のところ順調に進んでいる。
「ミンネ、後ろっ」
ネコラの叫び声に振り返ると、片手剣で挑むミンネは敵に囲まれていた。
その後で魔法を唱えようとするガチゴー。
何の考えもなしに私は走り出した。
無意識というやつだ。
バーストアローを繰り出し、ミンネの救出を急ぐ。
ミンネの周りにいた敵は全滅。
周りは唖然としながらもその空気を破ったミンネはホッとしたように呟く。
「助かったよ、ありがとう!」
しかし、嬉しいという感情は浮かんでこなかった。
いつからだろう?
感情がコントロールできなくなったのは……
ガチゴーやジャブーンの群れを倒しつつ、ようやくウッディー・ウッドのところまで来た。
敵はルルンボーの群れとガチゴーの群れ。そして、ウッディー・ウッド。
「僕に任せて!」
ネコラが唱えたライシャインで敵の群れを減らしてくれた。
その隙に私はもう一度バーストアローでウッディー・ウッドをめがけて攻撃。
攻撃を避けながら逃げるルンボーをミンネとシルバが片付ける。
しかし、私の攻撃ではウッディー・ウッドを倒せなかったみたいで、それに気づいたシルバがやつに向けてグランドスラッシュを仕掛けた。
「うおぉりやぁっ」
無事に倒すことか出来ると次のステージへ
転送される。
転送される前に見えたシルバのドヤ顔がかなりイラだったのは言うまでもなく。
転送後、足元が濡れていることに気づく。
戦闘時にすべらなければいいのだが……
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