第1章

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 そろそろ震災にも触れた方がよいだろう。  日本には八百万(やおよろず)の神々がいるとされる。八百万とは沢山という意味だが、それは八百万の災害が起こることを意味し、八百万の神々の必要性はそれらが地域性を持ち当然対処の仕方が違うことを示しているのだ。例えば太平洋側の日本の冬は乾燥に対処しなければならないし、日本海側は雪に対処しなければならない。そして津波被害にある地域は、津波対策を行わなければならない。  では、これらを人々はどのように伝えて来たのか?それが“八百万の神々”であり“祭”であった。
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