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「...お母さん、これ。」
「ん?なんだい貴美子。」
「お父さんが10年前に書いた遺書みたい。」
「押し入れの日本酒... 箪笥のヘソクリ... ちょっとお父さん!!これどういう事よ!!」
「史彦くん!公園に桜を見に行こう!そら走れっ!」
85になっても私は、
私達男は女房と子には頭が上がらん。
それが幸せの一つだと毎日思う。
いつまでも続くと良いな。
いつまでも...
「お義母さん!貴美子! お義父さんが!! 早く救急車を!!」
完
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