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笑顔を引っ込めることで
本心を探ることにした。
真摯な眼差しで
見つめること十数秒。
「君は言うまでもなく――合格だよ」
唇を奪う視線を確かに感じる。
「嬉しいな。じゃあ――入れて下さる?」
はじめはソフトに
徐々に荒々しく。
「うん。入れてあげるよ」
接触がない分
もっとエロティックで危うい。
「ありがとうございます」
僕はクスリ笑うと
「それじゃ次の授業で」
頭を下げて
早々に席を立った。
肩すかしの仕返しさ。
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