果取物語…1

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 そしてみかん姫は車に乗り込むと、そのままお迎えたちと一緒にゆっくりと、月の光の中に消えてしまいました。  それから数日後、みかん姫の手紙と不老不死の薬を受け取った帝は手紙を読んでひどく悲しみ、何日も何日も何も食べませんでした。  帝はこんな歌で答えました。 ♪会う事も出来ず ♪こぼれる涙に、浮かんでいる様な我が身に ♪歯磨き粉が、何になろうか
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