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光る女の子とは・・・。「きっとこの子は、天からの授かり物に違いない」
子どものいないおじいさんは、大喜びでその女の子を家に連れて帰りました。
そして、おじいさんが連れて帰った女の子を見て、おばあさんも大喜びです。
「まあ、まあ。なんて可愛い女の子でしょう。おじいさんの言う通り、この子は天からの授かり物に違いありませんわ」
おじいさんとおばあさんは、その女の子を自分の子どもとして大切に育てる事にしました。
また不思議な事に、あの小さかった女の子はわずか三ヶ月ほどの間にすくすくと育って、それはそれは美しい娘になったのです。
大きくなった娘は、見る者を何ともいえない柑橘系の香りで包んで、その心をとてもおだやかにしてくれました。
そしてどんなに暗いところにいても夜空の月がはっきりと見えるように、体からあわい光を発していました。
そこでその娘は、『橙色に光り輝くお姫さま』と言う意味の『みかん姫』と名付けられたのです。
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