あとがき

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昔鹿児島に住んでいました。 私の好きなゆるキャラはくまモンで、部屋にはくまモングッズが溢れています。 熊本の方言が可愛くて昔から大好きです。 辛子レンコン美味しいです。 何なんだその訳のわからない情報は、と思われるかもしれません。 それでも構わないので言わせてください。 私は熊本が大好きです。 ただ一方的に好きなだけだから、熊本の方にとっては本当にどうでもいいことかもしれません。 それでも、地震の起きたあの日、そして今もニュースで見る余震の影響。 私のいる場所から熊本は遠くて、直接行くことができなくて、ニュースに流れる光景を目の当たりにして、毎日思います。 自分は何て無力なんだろう、と。 募金をするくらいしか思い付かなくて、でもこんなに少ない金額で何ができるだろうと考えます。 毎日もどかしくて、どうしたらいいのかわからないまま、それでも自分にできることはないか、熊本の方達を応援できる何かないかと探していました。 それでも私には何の特技もない。 唯一していることといえば、小説を書くこと。 自分勝手で、これこそ偽善的なことかもしれません。 それでも、これくらいしかできなくて、本当に自己満足ですが、こうして小説を書きました。 キズだらけの僕は熊本を。 治療中のボクは東北を。 ボクを含めた46人は熊本を除く残りの日本全国を。 小さな絆創膏は全国から少しずつ送られる物資やエールを。 それが積み重なったものは消毒液や大きな絆創膏、そして包帯。 キズは地震の影響を。 ボクが言った言葉の中には、私自身が思っている言葉が含まれています、例えば「“頑張って”、それしか言えなくてごめん」。 東北が今復興へ向けて頑張っている姿をテレビやネットで見て、熊本もこうして復興へ向けて歩みを進めてほしいと強く願います。 上から目線のようで、熊本の方にも東北の方にも何もわからないくせにと思われているかもしれません。 本当に私のただの自己満足です。 熊本のみなさん、どうか頑張ってください。 本当にこれしか言えなくてすみません。 最後にここまで読んでくださりありがとうございました。
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