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本当に、感情とかが顔に出ないんだな。実はロボットか何かじゃねえよな。
親父の奴…今度はどこで作ってきた子供だよ…。
「…じゃあ雪路、空いてる部屋案内するから付いて来いよ。」
すると、雪路は小さく頷いて俺の後を大人しくついてくる。にしても、この家はかなり大きくて空いてる部屋がまだ何個あるけど、まだ兄弟が増えるから….とかって事じゃねぇよな…？
２階に上がって、空いてる部屋に着く。ここまで何も言葉を発さない雪路。今何を考えてるのかもよく分からない。
「ここの部屋を使え。向かいの部屋が俺の部屋だから何かあったらすぐ来いよ？いいな？」
「………分かった。」
一言。この子さっきから一言しか話さない。やだわ～しかも、ちゃんと食ってんのか？タッパだって１６０無いよな…良いとこで１５５㎝って所か？
うちの兄弟殆ど背が高いから。あ、累以外。累は１６２㎝しかない。だからまあ、余計小さく見えたり…今の中学生は皆こんなもんなのか…？
「そう言えば雪路、今まではどこの中学校行ってたんだ？」
「…………」
……無言頂きましたーーーー。
え、俺何かマズイ事聞いた！？
「…や、答えたくなかったらいいんだ！」
「………学校自体行った事無い。」
「(小声)…Ohー…マイ..ガッ…！！」
ガチの聞いたらマズイやつだったー！！え、え、どうしよう…早速嫌われる俺！？
「そ、そうか！でもここから中学通うんだよな？！」
「…いや。それは聞いていない。」
「………お…」
親父ぃぃぃいいいいいいい！！！！！！
「別に……」
「…ん？」
「別に行かなくていいと思ってる…。…何話せばいいかわからないし、…人付き合いというものがよく……分からない……」
『感情や表情に欠陥がある…というかそれらに乏しい…』
もしかして…欠陥とかそう言うのじゃなくてどうしたらいいか…感情というのだったり表情だったり言葉だったり…そういうのが分からないから『そうするしかない』って事か…？
分からないから…要らない…？
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