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「ど、どうしたのだね?なにか困った事があるなら、遠慮なく言いたまえ」
とか、私には意味不明のお言葉をくださる。
「お言葉ありがとうございます。
あの、専務。今日のわたくしのプレゼンですが、笑いを堪えている人がおりました。あの、わたくしのプレゼンは…どこか笑いを誘う要素でもあったのでしょうか」
私は思い切って、想いの内を話すと、専務は「気のせいだ」とおっしゃった。私は頭を下げた。
ふと、専務の隣に立っている秘書の女性と目が合う。
彼女は私が専務と話していると、いつもなら
『専務に気づかれないように、上目遣いで私を見つめる。』
という行動をとる。
しかし、彼女は私と目が合うなり口に手を当て、笑いを堪えた。
・・・なぜだ!!!
「桐谷くん」
私はイライラを隠しながらも「は、はい!専務」と答えると
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