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10月23日
二ヶ月。
アイはまだ僕の名前を呼んだことがない。
だが、料理をする時にはアイが隣りにいて。
今日は何を作ってやろうか、なんて。
野菜も栄養も僕なりに考えて買い物するようになって。
一緒にご飯を食べて。
相変わらず、脱衣場で僕にお構い無しに服を脱ぎ。
タオル、アイの下着を入れておく引き出しから取り出すのも手慣れたものになった。
本も下着の数も増えた。
夜、画面越しのアイを見て、自分の欲を慰め吐き出すことも僕の日課になった。
アイが家にいるこの日常も当たり前になってきている。
ただ僕は、それが作業的、ルーティン化だと思うこと。
考えたことなどなく。
この「日常」を性的にも精神的にも楽しんでいた。
アイともっと話したい。
一緒にいたい。
そう芽生えてきている。
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