第1章

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教室の扉が開くと同時に続々と入ってくる男子。 クラスの女子たちはスカートのすそを直したり、無理矢理二重を作ったり… みっちょんは下を向いて震えていて みれいは男子に向かってウィンクをかましている。 その中で私は男子に意識を集中させる。 …うーん…やっぱ触れないと駄目か… ガラッ! そんな時、一際光を放つ男子が教室に入ってきた。 「冬馬!おせーよ!」 「わりーな」 「ちょ!やば!!かっこいいやつきたーー!!!」 案の定、みれいが騒ぎ出した。 …うん、確かにかっこいい。 そして先生が来て、今日の説明と 席替えをすると言い出した。 くじで決めた席はこうだ。 私の隣はあの光を放つイケメンだった。 …ま、まぶしい! ちらちら隣を見ると、パッと目が合い 「…宜しく」 少し不機嫌そうに話しかけていただいた。 それに対して私はパニックになり 「よよよよよよよよよよろ」 この一言で挨拶が終わってしまった。 、
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