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教室の扉が開くと同時に続々と入ってくる男子。
クラスの女子たちはスカートのすそを直したり、無理矢理二重を作ったり…
みっちょんは下を向いて震えていて
みれいは男子に向かってウィンクをかましている。
その中で私は男子に意識を集中させる。
…うーん…やっぱ触れないと駄目か…
ガラッ!
そんな時、一際光を放つ男子が教室に入ってきた。
「冬馬!おせーよ!」
「わりーな」
「ちょ!やば!!かっこいいやつきたーー!!!」
案の定、みれいが騒ぎ出した。
…うん、確かにかっこいい。
そして先生が来て、今日の説明と
席替えをすると言い出した。
くじで決めた席はこうだ。
私の隣はあの光を放つイケメンだった。
…ま、まぶしい!
ちらちら隣を見ると、パッと目が合い
「…宜しく」
少し不機嫌そうに話しかけていただいた。
それに対して私はパニックになり
「よよよよよよよよよよろ」
この一言で挨拶が終わってしまった。
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