第1章

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ー放課後。 「これる奴だけでいいから親睦会でもやろうぜ!」 クラスの男子が教卓の前に立ち、そんなことを叫ぶ。 「親睦会?」 「なにそれ?」 食い付く女子と男子。 「男子校ではクラスが変わるたびに親睦会ってのやっててさ。そう言っても普通にご飯食べにいくぐらいなんだけどさ」 「あっいきたーい!」 「行くぜ行くぜ!」 行ける人がどんどん教卓の前に集まる。 「私たちどうする?」 「うーん、私そういう場ちょっと苦手だな」 「…今日新刊の発売日だから帰る。」 乗り気じゃない私とみっちょん。 それを 「男子と仲良くなるチャンスなんだよ!?つべこべ言わず行くよ!!」 そう言って、無理矢理連れていかれてしまった。 ーカラオケ。 人数が結構いて、この人数が入れるところがここしかなかったため、ご飯をたくさん頼んでここで親睦会を開催することになった。 親睦会にはクラスの半分くらい来ていて、あの、隣の席のイケメンも来ていた。 「あのイケメン、松田冬馬(まつだとうま)って言うんだって!さっき名前聞いてきちゃった!」 「へぇー…」 松田冬馬くん…隣の席の以外は関わる事がない存在ですなぁ。 光輝いてる松田冬馬くんはやっぱり女子からモテモテで… 松田くんの側に座ろうと女子たちがごちゃごちゃしていた。 、
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