0人が本棚に入れています
本棚に追加
ー放課後。
「これる奴だけでいいから親睦会でもやろうぜ!」
クラスの男子が教卓の前に立ち、そんなことを叫ぶ。
「親睦会?」
「なにそれ?」
食い付く女子と男子。
「男子校ではクラスが変わるたびに親睦会ってのやっててさ。そう言っても普通にご飯食べにいくぐらいなんだけどさ」
「あっいきたーい!」
「行くぜ行くぜ!」
行ける人がどんどん教卓の前に集まる。
「私たちどうする?」
「うーん、私そういう場ちょっと苦手だな」
「…今日新刊の発売日だから帰る。」
乗り気じゃない私とみっちょん。
それを
「男子と仲良くなるチャンスなんだよ!?つべこべ言わず行くよ!!」
そう言って、無理矢理連れていかれてしまった。
ーカラオケ。
人数が結構いて、この人数が入れるところがここしかなかったため、ご飯をたくさん頼んでここで親睦会を開催することになった。
親睦会にはクラスの半分くらい来ていて、あの、隣の席のイケメンも来ていた。
「あのイケメン、松田冬馬(まつだとうま)って言うんだって!さっき名前聞いてきちゃった!」
「へぇー…」
松田冬馬くん…隣の席の以外は関わる事がない存在ですなぁ。
光輝いてる松田冬馬くんはやっぱり女子からモテモテで…
松田くんの側に座ろうと女子たちがごちゃごちゃしていた。
、
最初のコメントを投稿しよう!