morning call (心配な彼氏)

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「えっ?なに?…熱くしないで?わ~ってるよっすぐ飲める温度にしとくって」   (ありがと~っと言った矢先、痛っと聞こえる) 「どーした?今結構いい音したけど大丈夫か?」   (小指ぶつけたと返ってくる) 「小指ぶつけたの?バカだなぁ~焦りすぎだっての。大丈夫か?」   (もう大丈夫。と返ってくる) 「大丈夫なら良いけど、痛かったら痛くなくなるおまじない掛けてやろーか?…えっ?要らない?そっか…ちぇっ」   (ひっそり落ち込む) (「たまに優しくしようとすると拒否られんだよな…そのくせ優しくしろとか注文するし、どっちなんだよっ…やっぱわかんねーわっ」) 「火…止めて…珈琲と砂糖入れてかき混ぜて…少し牛乳入れたら…うん。丁度いい温度」   (少しスプーンで掬って味見する) 「カフェオレ出来たぞっ…そっち入っていい?」   (いいよ。と返ってくる) 「はい。カフェオレ。…準備、間に合いそうだね」   (何とかなったと返ってくる) 「全く、目覚ましは止めないし、俺の着音にも起きないし…ハラハラしたんだからな?」   (ごめんと返ってくる) 「まあ、俺が隣で良かったな?感謝しろよ?」   (してる。と返ってくる) 「今日は?何時に帰るの?…そっか。じゃあ、バイト終わったら迎えに行く。…えっ?嫌なの?」   (確定じゃない。と言われる) 「あぁ、まだ確定じゃないんだ?…そっか。でも、遅くなるなら迎えに行く。夜道気になるし…」   (大丈夫なのに。と返ってくる) 「大丈夫かどうかはわかんないでしょ?それに俺が心配なの。だから駅まで迎えに行くから連絡して、判った?」   (判った。と返ってくる) 「じゃあ、俺…先に出るね。本当は、送ってあげたいけど…ギリギリなんだ。ごめんな」   (行ってらっしゃいと言われる) 「あぁ、行ってくる。お前も気を付けるんだぞ?帰り、絶対連絡入れろよ?…俺、本当に迎えに行くから。待ってるからな。…じゃあ、またな。お前も頑張ってな。…行ってきます」 ─fin─
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