「俺と恋愛しましょ」

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ふにっと柔らかいモノが最初は軽く当たった。 その柔らかさに目を何度も瞬きしていると、機嫌を良くしたソレはクスッと笑い何度も重なってくる。 軽く可愛い音を鳴らせて離れたソレからは、こんな声が聞こえてきた。 「おやすみなさい、麻弥さん。今夜も楽しかったです」 そしてパタンッと閉まった見慣れた玄関のドアが視界に入って来る。 ここでいったん真っ白になった私の頭。そしてその次は猛烈な吐き気に襲われた。 「うっ……飲み過ぎた……気持ち悪いぃ……」 しゃがみ込んで口を抑えて何とか第一波を堪えた。 ホッと一安心してから、だんだんとここまでの経緯が蘇ってくる……
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