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「若い……」
「もう、オネーサン独り言多過ぎ。あっ、あそこが空いてる。ちょっと古いけどいいよね?」
ねっ? っと首を傾けて私に同意を求めてくる少年。
出逢ってまだ3時間ほどしか経っていない私達はお互いの名前を名乗ってはおらず、「オネーサン」「少年」っと呼んでいた。
まぁ、これから長い付き合いになるわけもないし今夜だけっと思って割り切っていたんだ。
そんな少年との出会いは、いつもお酒を楽しみに通っているバーだった。
会社で溜まりにたまったストレスが爆発し、そのバーで滅茶苦茶に飲んでいた私にこの少年が声をかけてきてくれたのが始まりだった。
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