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「いや、私は落語研究会入りに来たんや。
それに私は女やで…」
「えっ?あぁごめんな?
でも落語すごいな!
うち漫才したいけど、
おもろい事よう浮かばんから、
代わりに考えて欲しいわあ」
「よう浮かばんて…」
私には色んな意味で信じられへんかった。
お笑いと言うものは大抵、
おもろい事考えるのが好きな奴ばかりやと思ってたのに…
それをこんな受動的な…
やけどそんな受け身が通用する、
小動物か赤ちゃんの様に愛らしいあざとさ。
「考えても…ええで?」
「ほんまに?じゃあコンビ組もうや!」
「そうやな…コンビ名は『気にし異変』てどうや?」
「あはは!何それ!でもええな!」
こうして私と彼女はコンビ結成する事になったんや。
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