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「最初、被験者は、何かの麻薬を毎日数回、打たれます。恍惚の中、数日経って、被験者は、さらに何かの薬を身体に打たれるのです。多分、それが、何某かの病原体ウィルスなのでしょう。それを打たれた途端、被験者は発狂したように暴れまわります。そして、最後に、被験者は、ある様式に乗っ取り、洗礼をうけます」
「様式」
「ええ、私が知る限り、それは、西洋の呪術。魔方陣が描かれた床に、身体を拘束された被験者が置かれ、そこで、あの麗華が、呪術を行うと・・・」
「行うと、どうなるんだ」
「はい、殆どの被験者は、そこで、死亡する様です」
「殆どとはどう云う事だ、死なない被験者も居るのか」
「居ます・・・」
「死ななかった被験者は、どうなる」
「み、見るも無残な・・・姿に・・・」
「劉備、奴ら、高齢者の身体を利用して、有機体を造り、そこに荒魂化した付喪神を召喚しているのか」
「これで全て解った。奴らは、終に異界ではなく、この現世を戦場にする積りだ」
「そんな事は、御師様の名に懸けて、絶対にやらせられねぇ」
「あぁ、行くぞ、張飛、関羽、先ずはここの折伏からだ!」
「おう!」
Shangri-la spinoff
~END~
To Be Continued・・・
「つか、劉備!、てめー、何時まで千冬に化けてる!」
「そこ、突っ込まないでよ、ちょっと、気に入ってるのよ、これ」
ドォガァァ!ボォコォォ!バキィィ!バチィィーーン!
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