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「聞いてる?」
なのに、茉麻は俺の身体に両手をまわすと、ぎゅっと俺の胸の中に小さく埋まった。
「――うーん」
悩ましい。
俺は唸り声をあげて、茉麻の頭を撫でる
「ちょっと今日は本当に、そういうつもりはなくて」
だいたい、やるだけやる関係、ってお前が言ったんだろ。
もう、そんな風に言わせたくない。
「仕切りなおしたかったんだけど、茉麻は無理?」
「やだ」
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