ティーチIF

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彼はオイラを見てすぐに何かを悟った様だった。 唐突に斬りかかるオイラの邪剣を大鎌で防ぎ、叫んだ。 「違う」「思い出せ」 でもオイラの中にすでに心はなかった。 邪剣により得意だった風の魔法が規格外に研ぎ澄まされる。 鎧に纏った風は何者も寄せ付けず 矛先に纏う風は彼(大人)とオイラ(子供)の力の差を覆して余りあるものだった。 だが、それ以上に、彼には戦意が無かったのだろう。 戦いは…… オイラを抱きとめる彼を邪剣が貫いた瞬間に決した。 後悔は決して前借りできない。 過ちに気付いた時というのはいつも手遅れだ。image=499563848.jpg
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