morning call (電話彼氏)

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「もしもし?おはよう。これから出掛けるの?」 『………』 「今から出るところ?そっか。…え?俺?俺はもう出たところだよ」 『………』 「用事?別にないよ?(笑)何となく声が聞きたかったから電話した。…暇人?…なんてこと言うんだよ(-""-;)」 『………』 「俺はいつも忙しいっつーの」 『………』 「あ、そう言えばさ、この間のイベントどうだった?俺行けなかったから…うん…うん…マジか?なんだよ…やっぱ代役頼んで俺も行けば良かったなぁ…」 『………』 「えっ?追加イベントあるの?それは行くっ。いつ?…うん…うん…そっか。ありがとな。君もそれは参加するんだろ?…うん。じゃあ一緒に行こうよ。」 『………』 「もちろんいいよ。なんなら迎えに行くし…あぁ、そうだね。じゃあ、改札出たところに…てっ大丈夫?咳凄いね…風邪引いちゃった?」 『………』 「そうなんだ…喉痛いのいつから?…昨日からか。最近頑張ってるもんな…疲れてるのかな。あんまり無理ばっかすんなよ」 『………』 「うん。…判ってるけど…俺が心配するから…さ。あんまり寝てないのとか、ご飯食べる時間も無いとか…聞くとさ」 『………』 「…いいだろ?心配するくらい。いつも一緒に居られる訳じゃないんだし」 『………』 「(苦笑)そりゃそーだよ。いつも側に居られたらいいけど。物理的に難しいから…せめて声くらいは聞きたいじゃん?俺が」 『………』 「そーだよっ俺が君の声を聞きたいんだよっ悪いか」 『………』 「…悪くないって(照)…なんだよ…調子狂うな…」 『………』 「…お前、自分だけまだ家に居るからってそう言う恥ずかしい事言うなよっ…照れるだろ…くそっ」 『………』 「照れてんの?って…そりゃそんな可愛い事言われたら…」 『………』 「ニヤケ止まんねーw 俺、絶対不審者だwこんな顔して歩いてたら通報されるw」 『………』 「ってさー、急に遠くなったんだけど?」 『………』 「えっ?携帯置いて話てんの?…だからバタバタした音とか声の音量安定してないのかw」 『………』 「忙しかったらまた掛けるよ?…えっ?…やだってw…俺と話すのに必死過ぎだろ?…(少し小声)そう言うところ可愛いよなぁ…」 『………』 「…ん?なんにも言ってないよ。…言ってないってw」 『………』 「悪口じゃないってwなんにも言ってない」 『………』
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