いちにち

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眠ってしまった2匹は、ときどき目を覚ました。そして、ソラは隣にレイがいることを。レイは隣にソラがいることを確認して、再び目を閉じた。 おねぼうさんの2匹が次に目を覚ましたのは、太陽がかたむき始めてからだった。 「レイ、おはよう」 「ソラ、おはよう」 2匹は、ふわぁーぁ。と大きなあくびをして顔を見合わせた。 「お日様は今、真上にいるの?……あたたかい」 ソラが聞くと、レイが答えた。 「お日様はもう、しずむ準備をしているよ。今が一番あたたかいんだよ」 空を見上げると、お日様は真上を通り過ぎていた。雲が空を駆けていく。木々が静かに、そして時折はげしく揺れていた。風はサワサワ、サワサワと囁き、時に大声で笑ったりもする。 いろんな色の花も、みんな一斉にお日様の方を向いて、もっともっとってお日様の光を欲しがっているように見えた。 ソラは庭の隅に、昨日は咲いていなかった花を見つけ、その隣に花びらがすっかり落ちた別の花を見つけた。
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