はじまりの時間

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色羽Side ────《僕?そうだな。 神様ってところかな。 嘘だなんて思わないでよ。 本当なんだから》 「神様、ね。何の御用ですか? そして神様って人間に干渉する訳?」 《…普通はしないんだけどね。 ビックリしたんだ。 君の想いの呟き(つぶやき)が、 普通は届かないはずなのに、僕の耳に届いたから、気になって声をとばしてるのさ》 想いの呟き、かぁ。 思えばいつも考えてたな。 《色羽ちゃん。 話を戻して、もう一度、君に問う》 《その夢、叶えられたらどうする?》 ───そんなの決まってるよ。 「今すぐ此処を出て、    願いを叶えに行くよ」 この世界を出れるなら。 自分の好きな  漫画の世界に行けるなら。 私の想いが届くなら。 ───私の願いが叶うなら。
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