閑話 ほろ苦い劇薬

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 お酒の力と智樹さんの話術で俺の警戒心なんて吹っ飛んでいた。なんか美味しいし、楽しいし、優しいし、仕事の話しないし、俺はすごく帰りたくなくなっていた。 「俺の部屋で飲み直す?」  耳許で囁くように言われて嬉しくてにっこり笑って一緒にタクシーに乗り込んだ。目が回る・・・  部屋に行く筈が何故かタッチパネルで部屋を選んでいて扉が沢山ある廊下を歩いてナンバーの光る扉を開けていた。目が回るー!!ここってホテルだよな? 智樹さんは女の子だったんだー! 「一緒に風呂はいらねー?」  大胆な女の子も悪くないよね!  なんだか良く分からないまま二人でシャワーという名の雨を頭から浴び、噛みつくようなキスをされていた。  サーサー、チュク  水音とクチュクチュなる唇の音が気持ち良くてフワフワしたまま舌を絡ませてみた。  きもちー、おれ・・・たってるかもーあれー  なんか酸欠かってくらいフワフワして気持ちいいキスに智樹さんに食べられる自分が思い浮かんだ。 「おれねぇ、たべられちゃいそー」  フニャァって笑ったら耳元にまた唇が移動してきた。そこってゾクゾクして実は好きなんだよねー。智樹さんって胸のない女の子なんだなー。あれ? そっちまで洗うって女王様だったら困るなー。 「喰わせてもらう」  その声の後、ベッドに抱えられて行き押し倒された。冷たいシーツに頭が少し冴えて何となくやっと理解した。智樹さんはやっぱり男の人!  俺、喰われる!  ってか動けない! 俺のしゃぶられてるから暴れたら喰い千切られそう! 「ま、待って!」  俺の言葉を無視して中にヌルヌルなゴツゴツが埋められていく。 「あ、あの、駄目だから……。うあぁん」  なんかお酒のせいか身体に力が入らないみたいで抵抗もできない、ゴツゴツのそれは変な場所にあたってる。出したいって先走りがヤバい!!それをグリグリ舐められてるから本当に過去最短で出る! 「ホント、口、はな し て」  ィきたい 根本握られて出せない。ィきたい 「大和、こっち見ろ。俺を見て」  両手に中も竿も擦られてるのに顔を合わせられ目を開けたままキスをする。 「イくときちゃんと教えろよ」  涙目のまま瞬きで答えた。息さえできない快感が襲う。  むりむりむりむり本当ヤバい 「ィくー!!」
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