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「…ふぅ…温まった~先にシャワー貸してくれてありがとね。あと、着替えも。借りちゃって悪いね」
(大丈夫ですよ。と返ってくる)
「まさか、あの時間から事故とか…電車止まっちゃうし、駅は封鎖されちゃうし、バスは終わってるし、タクシーは100メートル以上も並んでるし…そのうえこのどしゃ降りでしょ?参っちゃうよね。本当、君の家が近くて助かった。入れてくれてありがとね」
(そんなの気にしなくて良いと返ってくる。)
「…気にするよ~服まで乾燥機借りちゃってるし…あのままじゃ完璧風邪引いてたもん。本当ありがとう。感謝です」
(こんど何か奢ってと言われる)
「ん、何か奢るの?もちろん。何でも奢るよ~じゃあ、お風呂どーぞ」
(好きにしてて良いから。と言われる)
「好きにしてて良いの?(笑)判った。じゃあ、珈琲貰うね。…そこと…そこね。…うん。…カップは好きなの使っていいんだ?ありがとう。うん。行ってらっしゃい」
(リビングを出て扉が閉まる)
「…ふぅ…。自然に会話出来たよね?…はぁ…ヤバい…今頃ドキドキしてきた…ふぅ…顔…赤くなってないよね?…何でこんな展開になるかなぁ~…うぅ~ドキドキする」
(台所に向かう)
「とにかく落ち着かなきゃ。…えっと…ポットと…珈琲がここで…って袖長いな……体…大きいんだ…。って想像すんなっあたしぃっ…うぅ~…ドキドキ止まんないよぉ~…ふぅ~…一旦落ち着こ?あたし。深呼吸しないと…ふぅぅ~…ふぅぅ~…よしっ」
(深呼吸してポットに水をいれる)
「…珈琲飲むかなぁ?少し多めに沸かそうかな?」
(お湯を沸かして戸棚に向かう)
「えっと…カップは~…コレ…いつも使ってるやつかな?……ってマグカップ使うくらいでいちいち動揺するなあたしっ……これじゃあたし、ただの変な人だよ…」
(カップを1つ手に取る)
「ふぅ。カップはシンプルなのがお客様用よね。うん。…ミルク少し入れたいけど…冷蔵庫開けて良いのかな?……いっか。ブラックで」
(お湯が沸く)
「あ、沸いた♪コレ沸くの本当に早いんだ。あたしも買おうかなぁ~…んーっ良い香り♪やっぱり珈琲の香りって落ち着く。…リビングにソファとか羨ましい生活してるよね~」
(カップを持ってソファに向かう)
「うちもソファー欲しいなぁ~。ふーっふーっ…アチッ…ふーっふーっ…アチッ…はぁ…落ち着く」
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