犬も呆れる

三匹の犬～蜜・小太郎編～

さて、前回の小麦に続き、今度は残りの二匹を紹介したい。

今年で三歳になる、蜜と小太郎だ。
名前の通り、蜜は女の子、小太郎は男の子。

この二匹、同時に飼うことになった。
さて、何でこんなことになったのか。

始まりは、小麦の餌を買いにペットショップへ行ったときだった。
私はペットショップでショーケースに入っている子犬を見るのが大好きで、その日もふらーっと見ていた。

すると、耳が垂れているチワワを発見した。
小さい頃の小麦に似ている。
小麦も垂れ耳チワワなのだ。

よくわからないが、垂れ耳チワワは珍しいらしい。
だから、「お！レア者だ！」と思わず写メを撮り、夫に送った。
別に飼うとかそんな目的じゃなかった。
本当純粋に、垂れ耳チワワいるよ！って気持ちで送ったのだ。

すぐ返事が来た。
そのメールには、「飼っちゃう？飼っちゃう！？」と書かれてあり、私は冷や汗をかいた。
本当そんなつもりじゃなかったのだ。
「うちには小麦がいるし…」と夫が仕事から帰ってきてから言ったが、一度火のついた彼を止めることは出来なかった。
とうとう日曜、ペットショップに向かったのである。