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話題は、勿論さっきの犬だ。
「名前どうしようか」と言っている母に、私は足りない脳をフル回転させたが名前がどうしても浮かばなかった。
ふと私が飲んでいた烏龍茶に色がそっくりだった為、もう烏龍茶でいいんじゃないかと私が言うと、流石に止められた。
その時、何だか神様だかなんかが私の頭に降ってきた。
「小麦…」
私がそう言うと、母は「いい名前ねぇ」といい、あの犬はこの日から烏龍茶ではなく小麦という名前に決定した。
今思えば何で小麦だったんだろう、本当に、ふと頭に過ったのだ。
これも運命なのか?と思ったが、後でよく考えてみたら、私の好きな小説の主人公が小麦という名前で、そこから来たのかな?と思った。
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