第一章 落ち着く場所

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「んじゃねー、七雄」 「はいよー。気いつけて帰れよー。  先生つけろ、先生を。  これでも先生だぞ??  置いてったりするじゃねーぞ、りくー」 「はいはい、うるさいよー。」 図書館を出て靴箱のある玄関へ向かう。 7時にもなるとやはり人気がない。 ポツポツと部活生が帰る支度をしているぐらいだ。 何か話題を、、、と探しているとまだ名前を聞いていなかったのを思い出した。 「そうだ、まだ名のってなかったね。僕は橘李玖。君は?」 「あ、1年2組深瀬ヒカルです。」 「へぇ、1年だったのか。  ヒカルちゃん、ね。よろしく。  そういえば、本好きなんだ?」 「はい!!!大好きです!!」 「へぇ、そか。最近はあまり本借りる人少ないからさ。図書館に来る人は多いけどね。」 「??そうなんですね。」
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