第一章 落ち着く場所

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「えーと、、、ヒカルちゃんは明日も行くのかな?  明日は土曜なんだけど、、(笑)」 「あ、、、(照)  えと、じゃあまた月曜日にっ!!!  おやすみなさいっ!!!」 顔を赤くしてもの凄い勢いで家に入っていった。 その慌てた行動がまた可笑しくて僕はおもわず笑ってしまった。 「おやすみ」 僕は閉まってるドアの向こうにいるであろう、彼女に言った。 たぶん、聞こえないだろうな。 「さて、帰るか」 いつもただただ流れていた日常が少しの変化でこんなに楽しいんだと思えた。 、、、また会えるかな。 正直、学校に来るのが億劫だった。でもまた、会えるのかななんて思ったら少しだけ学校に行くのも悪くないかなって思えてきた。
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