第一章 落ち着く場所

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僕はまた、閲覧室に向かう。 とりあえず、ノックをして声をかけてみる。 、、、ん?返答がないぞ? 聞こえなかったのか? もう一度ノックしてみるも、中からは物音すらしない。 気になってドアを開けてみると、そこには机に突っ伏して寝ているさっきの子がいた。 寝てるその子の肩をトントンと軽く指で叩く。 すると、びくんっと体が動いたかと思うと顔を上げ僕の顔を見た途端、凄い勢いで起き上がった。 その反応がどうも小動物みたいでおかしくて、僕は笑ってしまった。
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