第一章 落ち着く場所

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「気持ちよさそうに寝てるところ申し訳ないんだけど、そろそろ閉めないといけない時間だから、いいかな?」 そう声をかけると開きっぱなしの本をとり、謝りながら深々と頭を下げてきた。 「ごめんなさいっ!!!  こ、この部屋静かで、ちょうどいいというか、、、  とにかく、ご、ごめんなさい!!」 「大丈夫だよ、そんなに誤らなくても(笑)  この部屋、寝るのに最適だよねーw  あ、それと、さっきはごめんね?驚かせてしまって。もしよかったらまた、ここの閲覧室使ってあげて。利用者あまりいないからさ」 「あ、えと、はいっ、、、!!  また、ぜひきます、、!」 閲覧室から出て、図書館の戸締まりをし始めると私も手伝いますっ!!といってくれて、早めに帰すはずが7時になってしまった。
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