第一章 落ち着く場所

7/13
前へ
/170ページ
次へ
「なんか、ごめんね?手伝ってもらって。もうすっ かり暗いけど、、、帰りは迎え?バス?」 「あ、えと、いつも歩きです。」 「え!?歩き!?  暗いし1人じゃ危ないから、よかったら僕が送る よ?」 そう言うと、一瞬目を見開きぽかーんと驚いた顔をしたが、すぐに首を横に何度もふった。 「いやいや、そんな、迷惑かかりますし、、、」 するとそんな会話を聞いていたのか、横から七雄が口を挟んできた。 「そーだぞ、何も遠慮することなんてないぞ。  こいつなんて、さほど忙しくもないしな、それ  に1人で歩いてだなんて危なすぎる。」 「そうそ。、、、って七雄今、普通な顔してディスっ たでしょ、、?  まあ、そんなことはさておき、ほんと遠慮することないよ。僕がしたくて、やるんだし。」 「えと、じゃあ、、、」 「よし、じゃあ、決まり。  じゃ、帰ろ」
/170ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加