インタビュー・せきやゆりえ

プリクラにかけた青春

せきや　プリクラの落書きをいかに面白くするかっていうのがすんごい生き甲斐だったんですよ、中高の時。どんだけ面白いプリクラを撮るか。作るか。見せましょうか？
●…ノートの表紙が、銀色でギラギラですね。
せきや　や、ちょっとねぇ。ほんと生き甲斐でねぇ。あ、こういうのですこういうの。２枚撮って片方だけ…（胴体が首を追いかけているように構成されたもの）。
●…ああ、なるほど。…くだらないったら、これ以上くだらないものないですね（笑）。
せきや　くっだらねぇですよ（笑）！こっちは、上半身と下半身の入れ替えとか。
●…この中高生時代の、プリクラに写ってるせきやさんを雑誌に載せてもいいんですか？
せきや　あ、全然いいですよ。友達のとこだけボカせば。ふふふ。しょーもねー。これとかやばくないっすか？前髪が基本生え際ギリギリっていう。ふふふ。しょーもねー。
●…これはノートですよね。
せきや　ノートに貼ってましたね。こういうノートにいかに世界観作るかっていう。
●…コラージュ手法ですね。
せきや　そうそう。そういうのがすっげぇ楽しかったんですよ。ふふふ、生首系が好きなんです。

～（中略）～

●…「チームコロンバ」…これは何でしょうか（笑）。
せきや　「チームコロンバ」っていうよくわからない４人のチームを作って。「魔法のiランド」［★04］でホームページ作って。なんか、神の使い、って設定で。神に近づくために日々頑張っています、とか世界観作って、こう懺悔の館とか記事作って。みんな今日の懺悔を書きましょう（笑）。
●…コスプレというか、ロールプレイですね。サイトの中での役割に従って書き込んでいく。
せきや　そうなんですよ。しかもオリジナルのキャラで。すっごい楽しかった。部活は合唱やってたけど、イラストとかの創作的な部分はこういう遊びで発散していたっていう。生き甲斐でしたね。これはもう私の一番熱い時期だったな。これだけは引越しにずーっと持って行ってます。
●…ボロボロの表紙に「せきやゆりえのスゥートメモリー」って書いてある（笑）。
せきや　はっはっは（笑）。バカだー。
●…既にルーツがありますね。トータルプロデュース志向。自分の関わったものは、例えば絵を描くだけとか写真を貼るだけではなく、その周辺にあるもの全てを作りたいという。
せきや　んー、そうかもしれないですね。