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その時、
無線機から再び連絡が入る。
再び一一〇番通報があり西区内の病院内で右腕とメモが見つかったとの情報である――
「真田、
お前助手席に乗れ。
俺の方が道詳しい」水澤はいつもの口調で言うが、
その顔は犯人への感情を鬼の如き怒りの形相で表していた。
飛び乗った運転席でエンジンキーを回しながら、
「続くな。
これは……」
水澤は呟き、
軽く舌打ちをした――
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