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「おーい、ダルク」
誰だ我の名を呼ぶ不遜の輩は。
自分の名を軽々しく呼ぶ不届き者の名前。
それはーー
「村長さんが呼んでたぜ。なんでも大切な話があるとかで」
「ふん。あの老いぼれの話など聞くに値せぬ」
アレンという。
川べりで黒魔術の鍛錬ならぬ試し撃ちをしていたダルク。
ちょうど今、川の中を泳ぐ魚を骨にしてやったところだ。
これからその骨を媒体とし強力な魔物を呼び寄せようとしていた矢先にとんだ邪魔が入ってしまった。
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