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現在までの文明の発展の礎となったもの。
それは星の意思、または星の記憶などと呼ばれる、今だ謎の多い鉱物『ステラナイト』である。
ステラナイトには、熱、力、光、与えられるエネルギー全てを吸収する特殊な性質がある。
つまり、宇宙創世の頃より膨大な熱量を内部に取り込んできたのだ。
蓄えたエネルギーを放出する事なく、この星の地上深くで眠り続けてきたのである。
当然ながら、そのエネルギーに目を付けた科学者らは、内包されるエネルギーの抽出を試みた。
失敗を重ねながらも、人類はステラナイトのエネルギーの抽出に成功することができた。
そして、拳程度の結晶で山一つを蒸発させるエネルギーは、人々の生活は一変させたのだった。
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