プロローグ

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 戦局が不利になった敵軍は我先にと後退していくのだった。 「少佐。追撃はどうしますか?」 「こちらも消耗が激しい。追撃はいい」 「了解しました」 「ご苦労だった軍曹。遊撃隊は速やかにアビスガードに帰投する」  戦闘が繰り返される度に、常識や良心は塗り潰されていく。  人々は、戦うこと、同じ人間に向けて引き金をことに対して、疑問を抱かなくなっていくのだった。
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