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ブライスは指でナカを探り,目的の場所を見つけて,安堵の笑みを浮かべた。
「あっ…,そこ,あんまり弄らないで…」
「わかってるよ,ちょっとウォーミングアップだけ…」
言うなりブライスは,ナカで見つけた所を指の腹でこりこりとこする。緩急つけて愛情込めてこする。
「あっ,ああっ…うっ…ん,ああんっ」
優志の腰がガクガクと揺れ,はっきりと形を成した昂ぶりが腹を叩く。叩いた拍子に透明な液が腹の上に溢れて糸を引く。淡い照明に糸がキラリと反射する。
もう1本指が増やされて,大胆な動きが与えられる。
ちゅくり,ちゅく,ちゅく…。とろり,とろ…。
柔らかく,解けて,熱くブライスを誘う。
「んっ,はぁ―っ,ブライ,…ブライっ,…もう,もうっ」
優志は眉間に皺を寄せてきつく目を瞑って,身も世もない体を晒している。片方の手の甲を唇に押しつけて,右手は自身を握り込んだ。
ん,ふぅとくぐもった声で耐え,右手を上下させて快楽をすくい上げようとしてる。
「優,行くよ」
ブライスはようやく窪みから指を引き抜いた。柔らかく膨らんだそこはぱくりぱくりと開閉を繰り返し,一層赤みを増したナカを時折見せてブライスを待っている。ブライスはそこに口づけをして,身体を進めた。
力強く漲った自分のモノを握り,深い悦び感じつつ優志の窪みに当てる。優志の口元から手を剥がして,ゆっくりと下に導く。
自分の手がどこに向かっているのかを理解して,優志ははっと目を見開いた。それから頭をもたげて,右手で握る自分のモノをそっと横倒しにして,そこを見る。
優志の手が辿り着いた。ブライスの大きく長く,固いソレ。
愛おしそうにそっと撫でる。優志にとっては1年ぶり。嬉しいはずなのに,なぜか泣きそうになっている。
「優,愛してる。俺も全部,優のものだっ」
言い切ると,ぐっと窪みにソレの先端を埋めていった。
「…っ…ひっ,あっ」
息を飲みながら,優志は迎える。手をブライスに添えたまま,深いところに迎える。自分から脚を掲げて膝を胸の方に引き寄せた。
自分の先端が入ると,ブライスはそのまま優志の上に覆い被さった。
「優,俺を見て。…愛してる。わかるか,優だけを愛してる」
「ん,俺も,ブライを,ブライだけ愛してる…」
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