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「大丈夫です馴れてますから」
「そっそう……。馴れてるの!?」
「えっ? 」
「いやいい、忘れよう!
考えてみると俺ひとりで
舞い上がっていた気がする。
小春ちゃん喉乾いたよね、
何か飲もうか」
はあ。ようやくですが、
気付いてくれてありがとうございます。
美術展奥のガラス扉を通って、
しゃれたカフェテラスに腰掛ける。
私は温かな紅茶を頼んだ、
館内の冷房が効きすぎているからだ。
「ーーねえ、小春ちゃん」
「はい?……」
ノンシュガーのダージリンを
一口飲み込むと、
お腹がフワッと温まる……
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